光学薄膜の反射スペクトルと干渉色を計算するWebアプリを公開します。使用するには以下のリンクをクリックしてください。
https://share.streamlit.io/horiems/filmsimulator/app.py
物理現象の説明はWikipedia の薄膜干渉の項を参照してください。
薄膜干渉は、薄膜の上下の境界で反射された光波が互いに干渉し、特定の波長の反射光を増強または低減させる自然現象である。
ウィキペディア
特徴
- 入射角を変えて100層までの多層膜の分光反射率を計算
- 839種の材料の屈折率データ
- D65光源下での色度座標およびRGB値を計算
- 結果はCSV形式でダウンロード可能
- Webアプリなので端末を問わず利用可能
- インタラクティブな操作
使い方
- 左のサイドバーで、入射角(0度が垂直入射),波長範囲[nm],波長間隔[nm]を指定します。
- 画面右上のFilm stackでフィルムの層数を入力した後、上層から順に各層の材料名と膜厚を入力します。
- パラメータを設定すると、分光反射率とD65標準光源下での色度座標値(XYZ)を表示します。
- 必要に応じて、最下段のダウンロードボタンを押して、結果を保存します。
画面
- 照明条件の設定
- 膜構造の設定
- 反射スペクトル
- 反射色と色度座標の表示
更新情報
- 2022.02.19 グラフ表示をmatplotlibからplotlyに変更
不具合修正(媒質の屈折率の未反映)